シンプルなリズムのくり返しから大きな世界を創造するベートーヴェンの偉大さを感じさせる1曲です。これらのリズムが正確に、かつ生き生きと奏されるならば、曲がより華やかになるでしょう。[A]のIパートのメロディはフルートをイメージして。[B]はしっかりとしたタッチで演奏しましょう。[G]はあせらずに、じっくりと少しずつ･･･盛り上げていきます。[H]、[I]はリズム打ちの持久戦といった感じ。ここは大いに盛り上がりたいところですが、和音の連打がけっこうつらいですね。腕をリラックスさせて手首の反動を使うようにして奏するとよいでしょう。なお、[F]の2小節前のくり返しはお好みで。