※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
疾走感のあるアップ・テンポのナンバー。ギターは2本で通して弾けるアレンジとなっているが、上段パート(Guitar I)は[C]でクリーン・トーンを用いるため、エフェクターを使ったセッティングが必要だ。また、[G]のソロではワウ・ペダルも使っている。9、10小節目ではペダル操作により強い音色の変化を演出しているが、ソロの他の部分でもペダルを固定した状態にして、軽くフィルターを掛けているようだ。また、[B]の3小節目ではワーミー・ペダルを用い、1オクターブの音程変化をペダル操作にてシミュレートしている。テクニック的にはイントロ等のチョーキングやプリング、スライドなど、リード・プレイ時の各ニュアンス、ブリッジ・ミュートをからめたバッキングで、しっかりメリハリを出す点に注意が必要だ。[A]8小節目のダブル・チョーキング＆ダブル・チョーク・アップ(C&W.U”で表記)は2弦6fを人差指で押さえ、その人差指を固定したまま3弦8fのみを1音チョーキングしてユニゾン状態を得る(別名ユニゾン・チョーキング)。[G]の5、6小節目も1弦を固定して、2弦のみをチョーキングするが、こちらは3度ハーモニーを得るハーモナイズド・チョーキングだ。どちらも原曲のニュアンスがしっかり得られるように気を付けよう。ベースは[D]のポジション移動が激しいフレージングでミス・トーンの無いように注意したい。ドラムは比較的シンプルなプレイが多いが、8分ウラのキックの発音タイミングや16分リズムのオカズなどでリズムが遅れないように注意しよう。