1963年に坂本九さんの歌唱で発売され、その後多くのアティストにカバーされ続けています。缶コーヒーのCMなどでも話題になりましたが、この楽譜は、坂本九さんのオリジナル音源を元にアレンジしました。歌詞は、青島幸男さんによるものです。作曲の中村八大さんはジャズピアニストであり、この時代の歌謡曲の世界にジャズの斬新な感覚を持ち込みました。この曲も、ジャズ的なスイングのビートを基調としているため、８分音符がはずみますので注意してください。２回の転調がありますが、【D】からのイ長調の部分では、左手が４ビートのウォーキングベースとなります。ビートから遅れないよう、もたらずに軽快に弾きましょう。ペダルは、べったり踏むことは避けたいですが、メロディをつなぐための補助として軽く踏む程度になら、かけても良いと思います。