ギターは部分的に3本以上ダビングしているが、基本的にエレクトリック2本で通せるアレンジである。[A]上段5～8小節の3音単位の単音フレーズは3、2弦をややブリッジ・ミュート気味にして、各弦の音が重ならないように各音をしっかり分離させて弾こう。[B]上段はディレイ(ディレイ・タイムは1拍分)を掛けてサウンドに奥行きを出している。ここの下段パートはスキッピングとなるためミス・トーンが出ないように注意だ。[E]下段はオクターブのプレイを記譜したが、実際には単純なパワー・コードもダビングしている。リズムが単純な白玉であるため省略させてもらったが、バンドでコピーする場合は省略しても良いだろう。[F]のソロは前半のオクターブ奏法でポジション＆弦移動の際のミス・トーンが出ないように、左手フォームをしっかり安定させておきたい。[G]上段の1～7小節は実際には各単音ラインを別トラックに録ったようだが、ここでは1本のギターで弾けるように記譜させてもらった。キーボードはダルセーニョ後の[B]以降にて部分的にピアノが用いられているのみだ。アレンジ上の補助的な役割なので、キーボーディストがいないバンドでも影響は少ないだろう。ベースは単純な8分リズムのルート弾きが中心である。各休符でしっかり音を止めることや、[A]5＆9小節目手前のシンコペーションのタイミング等に注意しておこう。[G]6小節目の4拍目は実際にはD音まで下がっているが、Low D音使用はこの部分のみであるため、レギュラー・チューニングにてアレンジさせてもらっている。ドラムはウラ拍のキックを多用したパターンが難しいところ。各発音タイミングには十分注意しておきたい。