カミーユ・サン=サーンスによって1872年に歌曲として、その2年後には管弦楽としてまとめられた「死の舞踏」はその後もピアノ、オルガン、ヴァイオリンなど様々な形態に編曲されている楽曲です。
今回は作曲者本人が編曲した２台ピアノ版にインスパイアされ「マリンバ２台でやってみたらどうなるか？」という着想から実験的に２台マリンバ用に編曲し演奏することとなりました。
歌曲のもつメロディアスな部分や交響詩の持つ音色による描写の表現はマリンバ特有の音色や響きによりまた違った視点から作品を表現することに成功しました。
現在マリンバデュオのレパートリーは多くはないですがこれからのマリンバの可能性に寄与できればと願っております。
2015年に大曽根和輝、高橋昇三により初演。
※Marimba 1st 最低音A♭ Marimba 2nd 最低音 E