交響曲 第7番 イ長調 第1楽章より

※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
最初の4小節は楽器が次々に導入され自然に音量が増し、空間も広がる雰囲気を感じてください。[A]では、一度広がった空間がまた狭まる感じでしょうか、遠くからかちっとしたリズムで主旋律が聞こえてきます。15小節から時々PianoIの動きにこだまするようにPianoIIが呼応します。PianoIの呼びかけに応えるPianoIIという感じでしょうか？PianoIIは少し遠くから響いている雰囲気だと思います。そのPianoIIも[B]の頭に向かって、徐々に前に出てきます。[B]前の7連符で同じ地点に並びます。ここからは、かなり華やかな感じで弾いていきたいですね。[C]は崩壊。カタストロフ。波が打ち砕けるようなパッセージですが、演奏は崩れないように、正確なリズムでアンサンブルの息を揃えたいところです。[D]からテーマが再現します。崩壊の後のよみがえるような印象が鮮やかですね。力強く演奏してください。