ガーシュウィン・メドレー (サマータイム〜アイ・ガット・リズム〜ラプソディ・イン・ブルー)

※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります。
最初の「サマータイム」は旋律にあたる上声部をきわだたせ、内声は控えた音量で弾くようにします。[C]から「アイ・ガット・リズム」に変わります。[D]から広がりが出てきますが、音量はおさえたままです。クレッシェンドなしで進行し、[E]直前の小節でfとなり、すぐにpになります。この音量対比のおもしろさを感じてください。[G]は臨時記号が多く、譜読み段階でブレーキがかかってしまいそうですが、旋律以外は半音で下降するパラレルな動きです。了解してしまえば簡単ですね。[H]からは「ラプソディ・イン・ブルー」。速度も上がり華やかで、ついつい旋律をスタッカートで弾きたくなるかもしれません。それもおもしろいですが、ブルースのイメージからすると多少粘った感じ、ややテヌート気味の方が味わいがあるようです。[M]からのCodaで「アイ・ガット・リズム」「サマータイム」を回想してみました。