アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章より

モーツァルトらしい明朗な表現と軽快なリズムが印象的な音楽です。原曲は弦楽器で演奏されます。ピアノの場合、タッチが硬質にならないほうがよいでしょう。冒頭のユニゾンは明解に。2人の息を合わせて演奏しましょう。[A]は推進力あふれるリズムにのってメロディを軽快に歌います。[A]の7小節目は抑えた表現で。[B]は再び元気な曲調になります。後半は盛り上げましょう。[C]は雰囲気が変わり新しいテーマが登場します。ここではめまぐるしく和音が移ろいますが、あらかじめどのようなコード進行になっているか把握しておくことが大切でしょう。[D]は4小節ごとに曲想が変化する部分。音の強弱、軽やかさと力強さなど、コントラストを意識的に表現しましょう。