20世紀を代表するミュージカルの一つ「コーラスライン」からのナンバーです。この作品の原作者で、演出家、振付のマイケル・ベネットは24人の若いダンサーを集め、彼らに生い立ちや現在や将来のことなど、様々な事柄を詳細にインタビューし、この録音テープを元に、脚本を書き上げました。最初は、ワークショップ公演として上演されましたが、ユニークな舞台裏を描いたこの作品はその後大ヒットし、1990年４月まで15年にわたる、超ロングラン公演となりました。日本での初演は1979年。1986年には、アメリカのカンパニーの来日公演がありました。「ONE」は、ダンサー全員がきらびやかな燕尾服とシルクハットというコスチュームで、フィナーレに大合唱される、華やかなショービジネスを象徴するようなミュージカルナンバーです。