異国情緒の旋法、リズムを感じ取れる楽しい作品です。32分音符の細かいリズムを大切にしてください。比較的ゆっくりなので、あわてず演奏することがポイントです。[B]の5～7小節目に出てくる32分音符の3連符ですが、4拍目に3つの固まりとして入ります。つまり3連符の固まり3つがさらに3連になっている、ということです。ちょっと混乱してしまうかもしれませんが、9音を32分音符8個分に入れる、ということです。さて、こうした色々なリズム」のラインが[C]まで呼びかけ合います。ポリフォニックなアンサンブルを味わってください。[C]からは旋律と伴奏というスタイルになりますが、Piano IIの2分音符は隠れたラインとして、しっかり指で保ちます。Piano Iの左手にでてくる全音符も大切にしてください。[E]からぐっと華やかになります。[G]直前のPiano Iの細かい動きは固有の旋法をもっています。臨時記号に注意してください。