ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの作品とともに“4大ヴァイオリン協奏曲”と呼ばれるこの曲は、チャイコフスキーが手がけた民族色豊かな傑作です。しかし、それゆえに初演時には、“臭い匂いのする音楽”とまで酷評されたとか。もちろん現在では、クラシック曲の中でも特に人気のある作品になっており、2010年に日本公開され大ヒットを記録した映画『オーケストラ！』のメイン曲としても有名です。そんな名曲を、原曲の半分にも満たないサイズで、弾き応え充分のピアノソロに仕上げました。
※この譜面は雑誌「ピアノスタイル2012年6月号」に掲載されたものです。