彼こそが海賊(二/三重奏)

8分の12拍子を切れのあるタンギングを駆使し、正確なテンポとリズムを意識してください。スピードとスリルを存分に表現して欲しい曲ですから、休符の感じ方がビート感の一つとして、まとまりとメリハリがあってほしいと思います。またリズムばかりに気を取られすぎると旋律としての高揚感が足りなくなったり、浅いフレーズになりがちですから、音楽の方向性を持ちましょう。短い8分音符の中にも確実な音程が存在しないとハーモニーが生まれませんので、タンギングにおいては口の中の容積を狭くし過ぎず、リラックスした舌使いが必要です。全体を通して音圧のあるダイナミクスが求められますので、お腹で息を支えつつ、音を抜かないようにしましょう。この曲はリズム感が命。大きな流れを大切にしながらも一気に突き進みましょう。
※この楽譜は同じ種類の同じ調の楽器のために作られた楽譜です。また、デュエットでも演奏できるアレンジです。メンバーが揃わない場合は、楽譜のガイドを参考にしてください。