You'd Be So Nice To Come Home To

このスコアは、元となるCDから各楽器ごとの演奏を聴き取ることによって作成したものです。
各楽器の演奏はすべて実音(実際の音の高さ)で書かれています。楽器演奏を目的としてお使いになる場合、管楽器の中には移調が必要となるものがありますのでご注意ください。
元のCDで、イン・テンポ(拍子に正しく合わせて)で演奏さえていない箇所では、このスコアに書かれたリズムとの微妙な誤差が生じてくる場合があります。
それぞれの曲頭には2小節程度の空白小節がつけられています。これはDTMによる曲作成時に必要な、システムエクスクルーシブなど、各コントロールのデータを入れるためのスペースです。またスコアの各ブロック下につけられた連番は小節番号です。
「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」はコール・ポーターの作詞。作曲で、コロムビア映画「サムシング・トゥ・シャウト・アバウト」の主題歌として'42年に作られた。アート・ペッパーはこの曲の録音のとき、録音日を忘れていて電話で起こされ、楽器も数カ月吹いていなかったのに、車で駆けつけて、いきなり録音したようだ。しかしジャズではそういう状況のときに名演、名盤が生まれるというのは、何となくありそうな気がする。アート・ペッパーの演奏ではアドリブは2コーラスで、8分音符の一つ一つをテヌートぎみに吹く独特の奏法で、素晴らしいものである。
参考CD:「ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION」ART PEPPER
※ART PEPPER(as) RED GARLAND(p) PAUL CHAMBERS(b) “PHILLY ” JOE JONES(ds)