映画「モダン・タイムズ」はチャップリンの名作。機械文明で人間が奴隷となって酷使される諷刺コメディで、その主題曲「スマイル」はチャップリンが作曲しています。多くのアーティストの演奏、歌唱の中でも最も有名なナット・キング・コールの歌う、穏やかで温かい雰囲気を活かした調性を選びました。イントロの3、4小節目の右手、そして間奏、エンディングにも印象的に使うフレーズは、刻まれる時間、無機的に動く機械などをイメージしながらも、全体にテンポにしばられる必要はなく、たっぷりと壮大に歌い上げてください。