2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448

バイオリンとフルートとピアノのトリオ楽譜です●バイオリン
フルート、ピアノと三位一体となって協調し、共鳴し合うように音を紡ぎ出しましょう。正確な音程とリズムが必要不可欠です。フルートとの「掛け合い」は音の強弱、表情もアンサンブル（調和）するように。まずは曲の出だしがピタッと合うように合図を出しましょう。[B]の16分音符は移弦が難しい箇所があります。ゆっくりなテンポで練習して、弓と弦の角度を把握し、ミニマムな運弓ができるようになりましょう。19、21、31小節目は3拍のスラーですが、1拍ずつにしてもよいです。フルートとだけではなく、2バイオリンでも曲を楽しんでください。
●フルート
フルートとバイオリンのフォルテのユニゾンで華々しく始まります。音程に気をつけて力強く吹きましょう。9小節目からは、16分音符の上行音型をフルートとバイオリンが交互に奏します。2人で楽しくおしゃべりをしているように吹けるとよいでしょう。[C]からバイオリンによって優雅なメロディが現れます。フルートは合いの手のように装飾音の音型を入れてください。[C]の9小節目からフルートもバイオリンと共にメロディに合流します。ここはピアノと掛け合いをします。対話をするところとぴったり合わせるところを両方楽しみ、胸躍る気分で明るく演奏してください。