※この楽譜は、同じ種類の同じ調管(クラリネット)のためにアレンジされたトリオ(三重奏)用の楽譜です。(メンバーが三人ではなく二人の時にもアンサンブルができるよう工夫されています。)パート譜は付属しておらずスコアのみです。
クラリネットを吹いている方ならどなたでも一度はクラリネット・ポルカを楽しく軽やかに吹いてみたいという気持ちを抱いたことがあるかと思います。「楽しく軽やかに」を妨げている原因はおそらくスタッカートとトリルではないかと思うので、練習の仕方としてまずはスタッカートととトリルを外してゆっくりとレガートで演奏してみましょう。指の動きに力が入らないように気をつけてすべての音符を聴いてみてください。何度か吹いて慣れてきたら今度はアーティキュレーションを加えてみましょう。音を「短く切ろう」とは考えずに、スタッカートの付いている音を奏でるときに舌の先端で軽くリードの先端に触れる程度で結構です。軽やかなスタッカートを目指してください。最後にトリルを加えてみましょう。まずはトリルを1回（トリルの付いている8分音符に16分音符を3つ）だけ入れて吹いてみましょう。トリルに慣れたら今度は2回のトリルに挑戦です。トリルの付いている8分音符に32分音符を5つ入れます。このように段階的に練習をしていくとポルカを楽しむ余裕もできて上達も早くなります。