※この楽譜は、同じ種類の同じ調管(クラリネット)のためにアレンジされたトリオ(三重奏)用の楽譜です。(メンバーが三人ではなく二人の時にもアンサンブルができるよう工夫されています。)パート譜は付属しておらずスコアのみです。
4小節フレーズを感じて演奏しましょう。冒頭のIパート、IIパートにあるような付点8分音符と16分音符の音型は次の小節に向かっていくような感じで演奏すると4小節のフレーズを表現しやすくなると思います。そこで大切な役目をしているのがIIIパートです。IIIパートの奏でる音がハーモニーの土台となりますので、Iパート、IIパートの方はIIIパートの奏でるバスに乗るような意識で演奏してください。[B]の4小節間は美しいレガートを表現してみましょう。表情に変化が出ると思います。[C]Trio部分の前半8小節はIIIパートが、後半8小節はIパートがメロディーを受け待ちます。IIIパートのスラースタッカートは柔らかく、美しいメロディーラインを主張しましょう。Iパート、IIパートのスタッカートは軽やかに、IIIパートのスタッカートとの質感の違いを感じながら演奏しましょう。