何とも説明し難い脱力感と癖のある言葉使いが特徴的な、不思議な魅力に満ちた曲です。掛け声や笑い声、喋り声などは、さすがにピアノで再現することはできませんが、〔B〕や〔D〕に入るきっかけのフレーズ「あ～ぁ、ハイっ」のようなニュアンスに似させて弾いてみることはできると思います。まずは左手の伴奏を練習してください。グルーヴ感を出すことがポイントとなります。タァ～ンタの「ン」がキモで、休符も気を抜かないように気をつけて。その上に、鼻歌めかして、ヨタったようにメロディを乗せます。歌詞はかなり怪しげな語り調ですから、ここは「真面目にふざけて」みて欲しいです。〔D〕〔E〕は、こぶしを回すような装飾音をつけて歌ってもいいかもしれません。〔G〕からはメロディも自然と盛り上がって行く形になっているので、気持ちに素直になって歌うのが一番ステキに仕上がると思います。