アップ・テンポでパンチの効いたビッグバンド・サウンドです。ブラスやサクソフォン・セクションの休符前の音符は、短すぎないように音価を考えてください。[Intro I]、[Q]の右手のフレーズは、自身でベストな運指を考えて、流れのあるフレーズにバシッと決めましょう。[H]のクレッシェンドは、右手のフレーズが迫ってくる感じをエクスプレッションペダルとタッチで表現してください。[I]～[O]のトロンボーン・ソロは、楽器らしさを出すためにアーティキュレーションに加えて、タッチトーンによるダイナミクスをつけて抑揚感を出しましょう。16分音符や3連符のフレーズなどの速いパッセージは、さらりと浅い打鍵で演奏すると楽器らしさが出ます。原曲のトロンボーン・ソロをほぼ忠実に譜面にしていますので、音源を聴いて雰囲気をつかむことがいちばんの早道かもしれませんね。[I]2小節前のトランペットのグリッサンド・アップをS.Artで演奏します。01シリーズではグリッサンドで演奏してください。また、トロンボーン・ソロに出てくるS.Artは2nd Exp.で対応してください。弾きやすいように原曲よりもテンポを遅く設定しています。余裕がある場合は、テンポを上げてもよいでしょう。疾走感あふれるプレイでお楽しみください！ （倉沢大樹）