ベイ・ブリーズ(1st & 2nd Tenor Saxophones in B♭)

※この商品は、出版物をスキャンして作成した楽譜データです。
この曲はニュー・サウンズ・イン・ブラス第20集を記念して作曲したものです。曲はフュージョンのリズムで書かれていますが、ラテン・パーカッションを多用したラテン・フィーリングのフュージョンです。やや難しい部分もありますが、練習してクリアーすればコンサートなどで受けることでしょう。
　テーマの構成は明快なA＋A＋B＋Aで、1コーラスのテーマの後ブリッジを経てトランペットのアドリブになります（このアドリブは他の楽器で演奏しても構いません）。そして、それを受けてバンド全体が同じコード進行上でリストの有名なフレーズをもじって演奏します（これは一種の音楽的な洒落です）。その後パーカッションのソリに入り、トランペット、トロンボーンのユニゾン・ソリを経て、テーマの後半B＋Aの部分が再現され、転調したAのテーマが再度現れて曲を閉じます。
　やや細かい譜割が随所に出てきますが、何度も練習して覚えてしまえばそれほど難しくはないと思います。これが決まったときはきっとカッコ良いでしょう。もし、[I]のブラス・ソリがきつい場合は、クラリネットとサクソフォーンに置き換えても良いでしょう。全体にシンコペーションのフレーズは短めに吹いてください。パーカッションは楽譜にないものでも大いに参加させて構いません。
　ノリが全ての曲ですが、テーマのメロディー（私のオリジナルです）も美しく演奏してください。