［A］は雅を表現しましょう。冒頭の3小節の装飾音はゆっくりと丁寧に入れます。クレッシェンド→デクレッシェンド（弱→強→弱）のニュアンスを出すには、息の吹き込むスピードはゆっくりしだいに速め、3拍目に入ったら徐々にゆるめていきます。この徐々に緩めてデクレッシェンドにすることがとても難しいので、ロングトーンでブレスコントロールの練習をしましょう。15、16小節目の装飾音はひっかけるように速く入れ、4分音符は切れ味よく吹ききります。［B］7小節目4拍目最後のB音は、左小指だけでおさえ、次のE音に備えましょう。［C］からは、躍動感をじゅうぶんに出してください。アーティキュレーションを明確にし、歯切れよく吹きましょう。レガートのついた16分音符は拍の頭を意識して、指が転ばないように注意してください。