この曲は印象的なリズムの繰り返しやメロディーが2小節、4小節ごとに対比しているのが特徴的です。その形を生かした打ち込み系のダンスアレンジに仕上げてみました。ダンス系なので全体的にはシンセサウンドを中心とした音色をセットし、メロディーの移り変わりを表現するのに、シンセリードやシンセクラリネットの音色を交互にセットすると効果的です。キメなどではシンセブラスやオーケストラヒットを入れてみてもよいですね。ベースは軽くならないように音価に気をつけましょう。機種に依存しないアレンジにしていますので、A.B.C.などを使わずに演奏できますが、必要に応じてA.B.Cを入れてみてもよいでしょう。音色やリズムの変化なども含めて参考演奏を試聴してみてください。
テーマ部分は4小節ごとにイメージを変えて対比するアレンジにしましたので、伴奏表現での切り替えにも気を配りましょう。[C]からはアーティキュレーションごとに音色での変化をつけると効果的です。アーティキュレーションも特徴の一つとなっていますので、スラーやアクセントなどを面白く表現できるとよいですね、スタッカートはあくまでも音価を短く！ですので、ハネすぎには注意しましょう。テンポが速めですが、勢いよく、変化を楽しみつつ聴いている方にもアレンジの面白さが伝わる演奏を心がけるとよいでしょう。