ビブラフォンとピアノがメインのミディアムジャズワルツにアレンジしました。[A]と[B]は、ビブラフォンとピアノのそれぞれがメロディーをとるアレンジにしています。お互いにメロディーをサポートするような感じで、タッチによる強弱を上手くコントロールしながら演奏してください。もちろん、それ以降のソロや4バースの部分も同様です。エレクトーン、ピアノのそれぞれの右手のフレーズは、アーティキュレーションのない部分こそが奏者の個性を出せる場面でもありますので、じっくり研究してください。強弱を考えフレーズを大切にし、楽器らしさが出るように演奏しましょう。また、ジャズ特有のモタリなどを入れて表現すると、よりカッコよく演奏できますよ！[E]～D.S.前まではアカンパニメントを使用します。タイミング良く、譜面通りの長さをキープしながら正しく発音するように運指を考えましょう。Codaの最後の4小節はRubatoです。エレクトーンとピアノの縦のラインをカチッと合わせるのではなく、お互いに絡み合うような感じで、それぞれがRubatoのタイミングを楽しんでください。試しにピッタリ拍を合わせたものとズラしたもの、どちらが良いか聴き比べるのもよいでしょうね。 （倉沢 大樹）