オレオ [STAGEA・ELジャズシリーズ 5〜3級 JAZZ STREAM(ジャズ・ストリーム)4]

テンポが速いのでベースと左手のバッキング（特にウラ拍）のタイミングがズレないように、リズムにのってグルーブ感を出してください。フレーズの終わりの8分音符は、スタッカートのように短く弾くと目立ってしまい、フレーズの終わった感じが薄れてしまいますので短くならないように演奏しましょう。アーティキュレーションの記載をしていますが、記載されていないところでも自由にアクセントなどをつけてみてください。また、フレーズによっては''タメ'' を作ってジャズらしいニュアンスにするのもよいでしょう。アドリブ中のオルガンならではのトレモロ奏法は、アタマのアクセントより頑張りすぎないようにしてください。4ビート、2ビートの曲でのベース奏法のほとんどに言えることですが、休符がない限り音と音の間を空けないようにして、ヨコの流れを意識した本来のジャズ・ベース・サウンドをうまく表現してください。 （倉沢 大樹）