ピアノ、ビブラフォン、ギター、ベース、ドラムの編成による、ミディアム・スウィングのブルージーかつ軽快なアレンジです。[B]はメロディーを右手と左手のオクターブで弾き、右手でその中のハーモニーを奏する、というシアリング奏法になっています。右手のトップのリード音が抜け落ちないように注意して演奏してください。アドリブはギター、ビブラフォン、ピアノの順に出てきます。[E]7小節目からのビブラフォンは、はっきりしたタッチで弾きましょう。[G]～[I]のピアノのアドリブは、いろいろなリズムのフレーズが出てきます。よく譜読みをしてニュアンスをとらえてください。[H]、[I]に向けて次第にヒート・アップしていきます。特に[I]のMEMORY[9]は、がっつり太い音色を目指して表現してください。アドリブ全般をとおして、8分音符ははずみすぎないようにしましょう。[J]のMEMORY[11]のベース・ソロはフレーズのくくりに注意し、P.B.を用いてアコースティック・ベースらしさを出してみてください。 （小林 淑子）