「くるみ割り人形」より3つのダンス・メドレー(2nd Clarinet in B♭)

※この商品は、出版物をスキャンして作成した楽譜データです。
原曲のイメージを少しずつ変えたメドレーです。1曲目の『アラビアの踊り』は原曲とは正反対の大変速いテンポになっています。[A]からを2/2拍子のように感じてみてください。007ばりの響きが楽しめます。ティンパニは16分音符を一つ一つはっきりと。[A]からのサクソフォーン、トロンボーンはスタッカートを歯切れよくし、ホルンは少し押さえ目にします。逆に[C]のクラリネットは柔らかいアタックです。[D]からのクラリネット、サクソフォーンは[B]より硬めに。[E]のトロンボーンはミュートで雰囲気をがらりと変えます。フラッターをつけたりしていろいろと遊んでください。[F]からがクライマックスです。
『花のワルツ』は旋律のホルンのソロがつらい場合、重ねたり交代に吹いても構いません。また、和音のパートも含めて、この部分は一音一音たっぷりと演奏してください。[J]は『花のワルツ』の続きなので、あまり間を空けない方がよいでしょう。『アラビアの踊り』よりは落ち着いた感じでアクセントを強調してください。[K]の16分音符は急がずに、金管の4分音符は短すぎないように、そのまま『トレパック＋中国の踊り』に突入します。[O]の4小節前はクラリネット、サクソフォーンが大きめに吹くとベルトーンがきれいに聞こえます。最後は自由にaccel.して盛り上げてください。
なお、各部分がはっきりと切れたメドレーなので、それぞれ単独での演奏も可能です。