深く重たいテーマを取り上げたドラマの主題曲にふさわしく、“身が潔白であることの例え”という意味も持つ「白日」は、King Gnuの切なくも美しいサウンドと、歌詞や起伏の激しいメロディの世界観が、強く耳に残り心に突き刺さる逸作です。［A］［B］は自分自身に語りかけるように、穏やかに歌ってください。ドラムのフィル・インを模したフレーズをきっかけに［C］からは一転し、16分音符間をBounceさせて、煽り立てるようなビートでどんどん突き進んで行ように。サビ［D］は、後に雰囲気やキーを変えながら幾度も繰り返して、しっかりと記憶にとどまる策戦。確実な音程で歌うのはかなり難しそうな跳躍幅のメロディを、さらに強調させるピアノならではの企みのあるアレンジで印象付けましょう。原曲通りのテンポで演奏するのは、かなり難易度が高くなりますが、速いフレーズや和音の音を間引いて弾きやすくするのではなく、例えばテンポをぐっと下げて、［C］なども跳ねずにイーブンでゆったりとバラード仕立てにするという解釈もお薦めです。