ビッグバンド・サウンドのアレンジになっています。[Intro]や[G]でのスタッカート表記の音は、短くなりすぎないように（アクセントつきのようなイメージで）弾きましょう。テーマの8分音符は弾みすぎないよう、やや渋めのメロディーをうまく表現してください。[C]からのトロンボーン・アドリブは、やわらかな音色になっていますので、ところどころシャープなアーティキュレーションを加えて演奏するとメリハリがつきます。[E]、[F]前半8小節間はサックス・ソリになりますので、サックス群のアンサンブル感を意識して「前に、前に！」と（しかしタイミングは前に行きすぎないように）やや「攻め」の気持ちで向かうと勢いが出ます。[H]のクール・ダウン的なところは、トロンボーン・セクション（L.K.）とピアノ（U.K.）の流れが自然に聴こえるように、右手の移動をスムーズに行ってください。 （小林 淑子）