ピアニストと共におだやかな気持ちでゆったりと演奏しましょう。4分の2ですがゆったりしたテンポなので、8分音符の単位で把握しましょう。まずピアノ譜をじっくり見てください。バイオリンがメロディ、ピアノとのかけあい、ピアノがメロディ、それぞれの箇所を確認することが大事です。29～36小節目の2拍目の裏までの伴奏型は弓先でピアノのメロディに対して優しく弾きましょう。68小節目のEs音はDis音のつもりで4の指で音程をとってもよいでしょう。不安な場合は、重音の箇所は単音で美しく弾くとよいですし、8vaはそのままでも。余裕のある演奏をすれば「悲惨ソナタ」にはなりません。