テンポが速いので、全体的に「前に進むイメージ」を持ちながら演奏しましょう。[A]、[F]U.K.のメロディーパートには細かいアーティキュレーション（スラー、スタッカート）が付いていますので、しっかりと譜読みを行いメリハリある演奏をしましょう。特にスタッカートは“かなり短く鋭めな音”を出せるとよいでしょう。[M2]のL.K.パートはストリングスにリードスライドを設定してありますので、勢いよく駆け上がるストリングスを演出してください。[B]、[C]のL.K.パートは、[A]のメロディーパートが移って来たものですので、[A]同様に「スラー、スタッカート」を明確に弾きましょう。[B]、[C]U.K.のメロディーは、きっちりとしたリズムで弾きすぎないで「多少メローな感じ」で雰囲気を演出してください。[D]1～8小節目のメロディーはレガートな表現を心がけ、9～16小節目はキビキビと弾きましょう。[E]U.K.のバイオリンソロは動きを重視しながらスピード感あるフレーズを演出してください。 （坂井 知寿）