アコースティック・ギタリスト、押尾コータローの曲のなかでも人気の高いバラード・ナンバー。2作目のアルバム『Dramatic』に収録され、のちにベスト盤『Blue sky~Kotaro Oshio Best Album~』で「風の彼方」というタイトルでオーケストラと共演し新録音されています。優しいメロディが印象的な楽曲です。(1)6弦9フレットに薬指が届きにくい場合は、人差指の各関節が伸びていることが考えられます。手首をリラックスさせて、人差指をしっかり曲げて押さえましょう。(2)前のフレーズで押さえた6弦の薬指と3弦の小指は弦から離さずに、7フレットに移動します。(3)2弦は、滑らかな演奏を可能にする“スライド”を用いて弾きます。右手は3フレットの音のみを弾き、5フレットに移動(スライド)します。左手は3フレットと5フレットともに小指で押さえてください。移動中に力を抜かず、しっかりと5フレットで止めて、余韻が響くように演奏しましょう。続く2弦5フレット→7フレットのスライドも同様です。(4)押弦は2弦3フレットを人差指、3弦5フレットを小指、4弦4フレットを薬指、6弦4フレットを中指で押さえます。4つの指で同時に押さえられるように、何度も押さえたり離したりをくり返して練習しましょう。(5)右手の親指(p指)→人差指(i指)→中指(m指)→薬指(a指)の順に弦を弾き、次に左手の中指で上昇スラー(ハンマリング)します。両手のタイミングを合わせ、一定のスピードのアルペジオになるように。