数えきれないほどのヒット曲を世に送り続けるドリカムの楽曲の中でも、名曲中の名曲といえばこの曲。イントロ抜きでいきなり歌詞に入り、バラードで歌い上げたのちにスウィングがはじまります。
　9小節目からの[Interlude]は、ベースとテナーの5度のハモリが力強さを演出します。この2パートが完璧に噛み合うまで、この[Interlude]をほかの2パート抜きで何度も練習してみてください。ベースとテナーはこのアレンジ全体を通して5度のハーモニーで下から支える場面が多くありますので、焦って先に進もうとせず、まずはこのセクションをしっかり歌い込んで5度のハモリを体に染み込ませることが大切です。
　サビの部分はいわゆる「字ハモ」（歌詞をハモること）ですが、「ずっと心に描く未来予想図は」の部分だけユニゾンになっています。全パートがそれまでと同じボリュームでユニゾンパートも歌ってしまうと、突然大きな音になって聞こえてしまいがちなので、ユニゾンになったらやや声量を押さえるなどして工夫してみましょう。
　2番も基本的には1番と同じアレンジですが、[H]直前で転調しています。この転調をスムーズにするためには、74小節目の2拍目のウラの音を皆がしっかりヒットすることが不可欠です。74小節目のはじめの4音だけを、何度も何度も繰り返して、しっかり歌えるようになるまで練習してみてください。