スワニー河 [月刊エレクトーン2023年3月号]

“比較的弾きやすい部分”と“少し頑張って弾きたい部分”のメリハリを付けたアレンジにしてみました。U.K.が重音の部分は難しく感じるかもしれませんが、先にL.K.のフレーズを自然に弾けるようになるまで練習しておくと、U.K.をスムーズに加えられるでしょう。全体的に元気よく華やかに演奏するというよりは、横の流れを感じゆったりと演奏すると、温かい雰囲気がより際立ちます。特に、トランペットはかなり優しいタッチで、たまにパリッとした明るい音が鳴るくらいで演奏すると、印象的なサウンドになります。[D]以降のソロ部分はAcc.やカスタムA.B.C.を活用し、音数を減らしました。その分、少し気だるく弾いたり、反対に前に進むように弾いたり、フレーズの歌い方を意識することで、テーマ部分とは対照的にアドリブらしく自由に弾いている楽しさを表現できるでしょう。 （山崎 雅也）