交響曲第2番 第3楽章 [月刊エレクトーン2023年5月号]

本来は[D]まで3連符の動きが絶えず存在しますが、その多くを省略したアレンジにしたので、テンポが遅すぎると間延びしたような印象になるかもしれません。ある程度前向きに、流れを大切にしたテンポを心がけるとよいと思います。また、テンポもあまり一定にしすぎないで、進むところ、タメるところ、落ち着くところなど、フレーズの方向性によってテンポを自由に操作できるとベストです。左手が単純に和音を押さえる仕組みになっていないため、かなり弾きづらいと思います。どの音がどこまで伸びるのか、しっかり意識して練習してください。また運指は積極的に置き換えを行い、なるべく途切れないようにできるとよいでしょう。 （岩崎 孝昭）