冒頭はファンファーレっぽい感じをイメージし、右手、左手の行き来が途切れることなく、スムーズに流れるように演奏しましょう。[A]から[C]の左手とベースのリズム・キープは難所ではありますが、このアレンジの土台になる箇所です。頑張ってキープし、トロンボーンの息づかいをイメージして演奏しましょう。慣れないうちは、左手とベースをゆっくり反復練習し、慣れてきたら徐々にテンポを上げて右手のメロディーを乗せていく練習が効果的です。理想としては左手とベースのリズムはタイトで、右手のトロンボーンは少しよれている感じがベスト♪[D]のブラス、サックス・ソリの部分は、お互いが会話しているようなニュアンスで演奏し、途中に出てくるピアノ・ソロは少し渋い感じにして、最後のブラスのキメに上手く繋がるようにしましょう。コーダでは、ビッグバンド・アレンジで比較的よく耳にする繰り返し手法を用いているので、サックス・ソリ→ピアノ・ソロ→ブラス・トゥッティといった流れをよく聴いて、流れるように演奏し、最後はしっかりと華やかにキメてください！ （AYAKI）
※この楽譜は『月刊エレクトーン2018年7月号』より再収載しております。