曲の構成は大きく「急―緩―急」のスタイルとなっています。「急」の部分ではスピード感、緊張感をしっかりと持ちながらスラー、スタッカート等のアーティキュレーションを守って演奏し、「緩」の部分では音が途切れないように音の繋がりを意識しつつ演奏しましょう。この曲では随所にディレイ（弾いた音が遅れて発音する機能）が設定されています。バンクAのMEMORY[1]、MEMORY[2]、MEMORY[5]、MEMORY[6]、MEMORY[11] 、バンクBのMEMORY[4]、MEMORY[12]、MEMORY[13]にディレイが設定されていますので、その箇所の確認と把握をしてから演奏すると、曲の雰囲気をより演出できると思います。曲を盛り上げるため、リズム・パートも手の込んだ打ち込みにしていますので、リズム・パートのみを鑑賞してみるというのも一つの楽しみではないかと思います。 （坂井 知寿）