トランペットとサックスをメインとした、落ち着いたミディアム・スウィングにアレンジしました。トランペットとサックスのソロは歌心を大切にし、頑張りすぎないように。また、抑揚をつけて、生楽器の息づかいが感じられるように演奏しましょう。アーティキュレーションを変えて、自分のスタイルで演奏してもよいですね。ベースのソロはシンプルですが、イニシャルタッチで実際に弦をはじくような躍動感を出せたらGood！四分音符=145のミディアム・スウィングなので8分音符はバウンスし過ぎず、拍ウラを重めに弾くと雰囲気が出てくると思います。また、16分音符のような細かいフレーズはガツガツと弾くのではなく、鍵盤を浅く弾くようにするとよいでしょう。左手のピアノ・バッキングは右手のフレーズをサポートする感じで、右手と同様に流れを大切にし、タッチで強弱を上手にコントロールしながら演奏してください。曲全体をとおして、右手のメロディーばかりに集中するのではなく、左手も聴きながらバランスをうまく取りましょう。 （倉沢 大樹）