歌劇『カルメン』第1組曲より「間奏曲」

木管楽器のメロディーは、スラーの切れ目やブレスを意識して演奏してください。[B]と[C]に入る瞬間は、本来、前のフレーズの終わりと次のフレーズの始まりの音が重なっているため、原曲ではスムーズに移行できますが、このアレンジでは都合上切れてしまう作りになっているので、この境目をどう表現するとよいか工夫できるとよいでしょう。また、[D]の5～8小節も、フレーズの終わりと始まりの音が本来重なるところを分けていますので、同様に考えてください。[C]の10小節目にfがありますが、ここよりは[D]の瞬間が頂点と考えてよいと思います。 （岩崎 孝昭）