ヤマハ「ぷりんと楽譜」
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(作者より)卒業式をどう演出するか、音楽の役割は大きいです。卒業する6年生はもちろん、在校生として出席する5年生にも力を発揮してもらい、感動的な卒業式をつくりたいです。なので、「卒業式の音楽はできるだけ生演奏で!」とこだわって、卒業生退場の音楽は5年生の合唱にしてきました。でも、正直なかなかつらい年もあって、卒業生が4クラス・5クラスになってくると退場に時間がかかり、ずっと歌い続けるのも体力的に大変で、しかも拍手の中なので、かなり頑張って歌わなければ盛り上がらないし、最後の一人の退場に合わせてぴったり音楽を終わらせるのも至難の技でした。そこで、生まれたのがこの曲です。歌は花道を歩く卒業生に届きやすいように、あまり細かいリズムは使わずに堂々と進む雰囲気に合うようにしました。リコーダー奏を間に挟んで、合唱とは少し違う雰囲気をつくりつつ喉を休めます。次に、少し長めのピアノの間奏……というかピアノのソロ演奏(緊張の中で弾かれる先生、ごめんなさい。子どもたちの体力温存のためにご協力を)。そしてまた合唱へ。これなら歌のボリュームに自信のない学年も頑張る見通しが持てる長さ、リコーダーも音色にまでこだわって演奏できる長さです。また、6年生が退場し切るまで永遠ループでの演奏が可能です(2カッコに行かずに繰り返す)。歩く速さはそのときによって違うので、練習番号のどこからでも最後の部分??に入れるようにしてあります。最後の児童が動き出したところで、??の3裏拍のドのオクターブに飛べばフィニッシュにもっていける仕掛けです。あらかじめ5年生の子どもたちには「最後の人がこのあたりに来たらそろそろ終わりに飛ぶぞって思っておいてね」と伝えて、飛び方を練習しておくとよいと思います。最後はタイトルの言葉を歌って美しく迫力のあるハーモニーで締めくくり、たくさんの拍手をもらって、最高学年のバトンをしっかり受け止めた自覚と自信を感じてもらいたいです。
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