Primoの3小節目、7小節目のアルペジョ風の旋律の左右の手による受け渡しが、なめらかになるようによく練習してください。左手の最初のド・レ・ファ・ラは順番に指を置くのではなく、あらかじめこの4つの音を和音を弾くつもりで、手の形、つかむようにして鍵盤の上に用意しておくと弾きやすいですよ。14～16小節目の右手の指づかいは何度も練習して慣れてくださいね。曲頭の旋律、ミ・ド・休符、ミ・シ・休符の箇所は親指で弾くミの方を大きめに、次に続く四分音符はスタッカートで小さく弾けると軽やかですね。真っ青な空、白いヨットの帆、ふわふわと漂う雲、そんな風景が思い浮かんできませんか？Secondoは全曲を通してレガートでお願いします。27小節目からはSecondoが主旋律です。(久木山 直)