軽快なテンポにエレクトリック・ギターのハード・ロック系バッキング、ピアノ、ストリングス等を加えたナンバー。ギターは1本のみを使用。[A]のブラッシングを交えたカッティング以降はブリッジ・ミュートをからめたパワー・コードによるバッキングが中心となるシンプルなアレンジだ。ミュートとミュート以外の音色の区別を明確に付けるべく、右手ブリッジ上の動きに注意してしっかりとメリハリを付けた演奏を心がけよう。キーボードはピアノとストリングを中心にいくつかのシンセ音源を部分的に加えている。ピアノもエレピ系の音色がアコースティック・ピアノと別にダビングされているようだが、あまりに譜面が煩雑になるため、1パートにまとめさせてもらっている。それでも全ての鍵盤パートをカバーするにはキーボーディストが2人必要だ。その場合は1人をピアノ専属とし、左手の低音パート（ベース・パートのラインを考慮しつつ、コードのルート音中心にオクターブ・ライン等で組み立てる）を加えると良いだろう。ピアノ以外の音色はシンセの音色切り替えを駆使してシミュレートしておこう。また、譜面化していないが、実際に[A]以外にもハープのグリスや[D]、[G]でオートによるコード・アルペジオが入っているので、スプリット、スピード調節等を活用して加えられればベストだ。ベースはコードのルート音による8分パターンを中心としたシンプルなプレイだ。テンポも適度なスピード感があるので、ビギナーでも十分にコピー出来るだろう。ドラムはシンセ音源を使った打ち込みによるモノ。生のドラム・セットでプレイできるように若干のアレンジを加えている点を御了承願いたい。ハイハット・オープン＆クローズのメリハリをしっかり付けてノリ良くプレイしたい。