1928年(昭和3年)に訳詞者、伊庭孝の付けた「月光価千金」という邦題は、中国、北宋の蘇東坡の「春夜詩」の一説「春宵一刻値千金」に因んでいます。ドリス・デイやナット・キング・コールがカバーした後には多くの歌手が取り上げ、スタンダード・ナンバーになっています。「気分が沈んでいるときには、帽子を取って、戸締りをして、外に出かけて、月の下に出ようよ。」と歌詞が励ましてくれます。スウィング調の4小節のイントロのあと、[A](16小節)のヴァースが続きます。この区間はスウィングしないでイーヴンのバラードです。最初は日本語の歌詞、後半は英語の原詞で歌います。