シェリト・リンド

※この楽譜は、原曲をアレンジしたものです。フレーズ、曲の構成、調性などが原曲と異なる場合があります
「美しい空」という意味のタイトルですが、“泣かないで、歌えば元気になるさ”と、想いを寄せる女性に捧げるラブ・ソング。19世紀後半に作られたメキシコ民謡です。[A]はゆったりとしたテンポで、右手はマリンバのトリルのイメージ。イン・テンポに必要は無く、もっと自由に揺れても素敵です。[B]以降は明るく爽やかなサウンドを目指しましょう。明確にそのリズム型…という訳ではありませんが、アルパや小型のレキント・ギターなどが複雑に絡み合って作られるメキシコ特有の、ウアパンゴやソン・ハローチョのリズムをヒントにした、軽やかで楽しい伴奏に乗せて、メロディにはあまり手を加えず、くっきりとラインが見えるようなアレンジにしてみました。真っ青な空にシャボン玉が昇っていってポッと消えるようなエンディングですが、[G]の豊かな音量のまま、その熱い感情を貯えたままパワフルに終わる解釈もあると思います。試してみてくださいね。