※この楽譜は、ピアノ伴奏譜付きのファゴット譜です。
アーティキュレーションは書いてある通りに演奏していただいて構いませんが、あくまでめやすと考えて自分が演奏しやすい様に変えていただいても結構です。全楽章を通し、この時代の慣例にしたがって同じパッセージが2回続く時は2回目をエコー(小さくする)にしてみて下さい。[1楽章]アンダンテ・カンタービレと書いてあります。テンポのめやすとしては四分音符=60位が良いかと思います。特に最初の3連符はあまり歌いすぎてテンポが遅くならない様注意してください。[2楽章]アレグロですが四分音符=120位がだいたいのめやすです。あまり速くしてしまうと途中で出てくる16分音符のパッセージが難しくなってしまうので注意して下さい。[3楽章]だいたい1楽章と同じ位のテンポがベストでしょう。楽章自体は短いですが、とても美しい旋律なので、しっとりと感情を込めて歌い上げて下さい。楽章の最後にattaccaとありますが、これはすぐ次の楽章に行って下さいという意味です。あまり楽章間を開けずにすぐ次の4楽章を演奏して下さい。[4楽章]この楽章は繰り返しがあります。繰り返した時に1回目と違ったダイナミクスやアーティキュレーション、また変奏風のパッセージなどを入れると面白いと思いますので、工夫してみて下さい。テンポですが8分音符=128～132位が良いでしょう。