フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽です。全曲を通して半拍3連のリズムパターンにのせて、2種類のメロディが繰り返されます。冒頭はｐｐから始まり、オーケストラならではのいろいろな楽器の組み合わせとダイナミクスレンジで、クライマックスのｆｆへと色彩豊かに盛り上がっていきます(このアレンジではｐからｆまでとなります)。バレエだけでなく、コンサートでもおなじみのプログラムです。シンプルな構成ですので、気持ちが途切れないように、強弱の配分を考えて演奏に取り組んでください。半拍3連の同音連打は、同じ指、または、1-2-1や3-2-1等…音量が均一になるように各々ベストな指使いを選択しましょう。後半での右手のオクターブ奏は、演奏が難しければ下の音を省略してもよいでしょう。最後のユニゾンは力強く音を響かせてください。