春「四季より」

※この楽譜は、ピアノ伴奏譜付きです。
第一楽章のダイジェストバージョンです。「四季」には各曲にソネット(14行詩)が載っています。[A]の部分は“春が来た”、[B]の8小節目の3拍目からは“鳥は楽しい声で春を迎える”、[C]は“…小鳥は再びさわやかに歌いだす”。“春”の情景を音で描写してください。正確な音程とリズム、明確な強弱が要求される曲です。スタッカートはすべてテヌートで演奏しましょう。[D]の1～14小節、[C]の1～7小節は“小鳥のさえずり”ですので、弓にあまり圧力をかけないで軽やかに、そしてトリルは細かく。[C]の12～14小節目は、それぞれ3拍目の頭の16分音符をほんの少しテヌートすると、音の流れが出てきます。14小節目の3拍目～16小節目の1拍目は、音がGis→A→H→Cis→Disと、16小節目の2拍目のEの音に向かっています。徐々にクレッシェンドするとよいでしょう。