私のオリジナルの中でも、特にクラシックっぽいコンチェルト風の曲ですね。とりわけ音大時代に弾いたラヴェルの＜道化師の朝の歌＞あたりの影響を受けているかな。タイトルは、やはりラヴェルが好きと言っていたブラジルのピアニスト、ジルソン・ペランゼッタに捧げてつけました。「LIGHT AND COLOUR」のブラジル・レコーディングで彼と出会い、彼への尊敬と親愛の情をこめて。はっきり言ってムズカしい曲で「BRIDGE」のレコーディングの時は勢いで弾けてしまいましたが、私自身ライブで弾く時はスリル満点。よほど状態の良いピアノであれば16分音符の両手の連打がうまくいくと思いますが、うまく弾けなかったら「ピアノが悪い!」ということにしましょう。(国府 弘子)