イントロのL.K.のトップノートはリードボイスをToLowerで持ってきています。このトップノートのメロディーをしっかり意識して演奏してください。また、一曲を通してU.K.にP.B.（ピッチベンド）の指示がありますが、2ndエクスプレッションペダルを使う場合は、矢印のついている音を押さえ、2ndを踏みこんでスラー内の音程をなめらかに発音させてください。使わない場合は、記譜どおりに弾いてください。最初のテーマ[A]は、L.K.とP.K.をそろえて横の流れを感じ、メロディーとともにゆったりと。[B]は、[C]のスピード感あるコーラスへ向かう8小節のブリッジです。L.K.のクラビネットのバッキングはハッキリとオーケストラヒットも気持ちよく、ビート感を出してください。[C]は、ビートに乗って歯切れよく演奏しましょう。ベースの1小節目、5小節目の音が飛ぶ2拍目は右足で弾くとよいでしょう。難しければ省略して弾きやすくしてください。[D]は間奏的な部分です。もう一度横の流れを意識して演奏しましょう。シンセリードでテーマを踏襲したメロディーをゆったりと弾きますが、リードスライドをかけてレガートに弾いて、効果を出してください。[E]はイントロと同じですが、ここで自由にアドリブをしてもよいでしょう。 （長野 洋二）
※この曲は、2009年2月号に掲載したものを再掲載しております。