メロディにもう1つ付け加えられる裏メロという発想でアレンジしてみました。[A]の部分ではメロディは内声にあり、それに呼応するように第2のメロディ([A]の2小節目から)が上声オブリガートとして寄りそっています。内声のメロディが目立つようバランスをとってください。この内声メロディは右手と左手で受け渡すように演奏されますが、譜面の指定以外でも皆さんのやりやすいポジションで演奏してくださってけっこうです。[B]、[D]、および[E]の部分は上声メロディとその他2声を加えた「3声のインベンション」の形になっています(興味ある方はバッハの「3声のインベンション」を自習されるといいでしょう)。ここではメロディと伴奏といった単純な形とはちょっと違う音楽をお楽しみいただけると思います。