アルト・サックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット・スタイルにアレンジしました。アルト・サックスはメロディーが単調にならないように、フレーズのまとまりを感じながら（歌ってみるとわかりやすいでしょう）、クールさを出しつつ息吹が感じられるプレイを心がけてください。[A]2～1拍前のテヌート・スタッカートは、打鍵に注意してやや輪郭をはっきりさせ、8分音符より若干長めに弾きましょう。アルト・サックスやピアノは、アーティキュレーションのついていないところでも、皆さんの歌いまわしでアクセントやスタッカート、P.B.や装飾音符などをつけて表現を楽しんで演奏してください。[E]、[F]のピアノ・ソロは中盤の[E]後半に3連符で盛り上がっていきますが、高揚して前のめりにならないように注意してください。[G]のサックス、ドラム、ピアノの4バースではドラム・ソロのフレーズをよく聴いて、それに答えるような気持ちで次のフレーズに入りましょう。ミディアム・テンポですが、重くならないようにグルービーでノリのよい演奏を目指してください。ライブ・ハウスでのセッションをイメージするとよいでしょう。 （小林 淑子）